That’s iffy!

ダラけたおっさんの徒然草です。キャンプとかカメラとか音楽とか吐き出しています。あんまり間に受けないでくださいね。

シースナイフの見方 其の1

皆さん大好きなナイフの話です。

ナイフについて調べてると予測変換で『ナイフ 最強』とか出てきます。

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モーラナイフ公式から 

皆さんの中でも色々と調べている人もいるでしょう。バークリバーが良いらしいとか、ガーバーグが良いだとか。熱心な人はこの鋼材がグラインドがとかね。

 

 

ブッシュクラフトの説明とかサバイバルの先生のブログとか見ててもナイフ一本で〜とか書かれていたりします。

 

 

勘違いとは言いませんが認識としてちょっと違っていると私は思います。

そもそもナイフ一本じゃなくても良いんですよ。

 

道具って普通、ある程度用途が限定、ないし想定されてるんですよ。

刃物で例えるなら、包丁は料理、大工道具は木工、刀剣は戦闘みたいな。

その中でも更に細かく分類されてるじゃないですか。

 

ナイフはちょっと特別で、場合によっては全部任されたりします。まあ、人刺したナイフで料理とかアレですが

それはさて置き、色んな形状があって、やっぱり用途によって向き不向きというのがナイフにもあります。

 

ざっくりいうと大きければ細かい動きが苦手で、小さければ大きい動きが苦手とかですね。グラインドにも特徴があります。

大工さんで「俺はノミだけで家を作る!」て人はまあ居ないと思います。

ナイフも色々な形状があって用途によって使い分けるというのは不思議な事ではないですし、それを想定してる物も多いです。

 

 

ではどんなナイフがどんな風に便利なのか長くなりそうです。

とりあえず形状、刃、鋼材について論じていきます。

 

・厚さ、幅

人によってはお奨めする厚さが結構違います。私は2〜3mmがいいと思います。皆もっと厚いのを勧めてますね。

厚くなると重く頑丈になります。当たり前ですね。重さが増すので振る能力が高くなります。

あと割る能力も高くなります。ナタがその最たるものです。バトニングが良いって言われるナイフは大体厚いナイフです。

逆にデメリットは、切れにくくなります。そもそも切れるかどうかは至極単純な話で、刃の角度で決まります。鋭ければより切れます。厚い方が角度を小さくしにくいってだけの話です。

刃から峰迄の幅が広いと角度が小さくなります。厚さと幅である程度切れ味がわかります。

 

・長さ

次に長さです。この2つで大体の役割が決まると思います。

掌の幅くらいの長さが使いやすいと言われています。10cm位ですかね。

長い物は振る動きを重視したナイフになります。例えばマチェットなんかは藪漕ぎでブンブン振る刃物になります。ククリもそうですね。太い薪も割れる様になります。

 

・ポイント

先っちょのとんがりの処です。ドロップポイント、クリップポイント、スキナー…etc。まあ色々あります。キャンプならドロップポイントが1番使い易いと思います。

 

・ハンドル、タング

フルタングとかナロータングとか言いますが、刀で言う処のナカゴです。柄の中身、刀身とどこまで繋がってるの?って話です。フルタングは端まで入ってますがナロータングは途中迄です。頑丈さに関わる部分です。

 

・グラインド

刃の削られ方の形といったら良いのでしょうか。性能に関わる所ですね。

大体4種類に分けられます。グラインドの話はまた後でするかもです。

 

◎ホローグラインドより鋭くする為、刃の側面がRを描く様に凹んでいる。切れるが頑丈さが比較的落ちる。

◎フラットグラインド文字通り平らに削ったブレード。鋭い物が多め。包丁とかもそう。厚みがあるものでも幅が広いデザインの物は鋭くなる。

◎セイバーグラインド(スカンジグラインド)ブレードの途中から刃が削り出されているタイプ。研ぎやすく、刃の微調整もしやすい。同じ厚さならホローやフラットより頑丈。

◎コンベックス所謂ハマグリ刃、割る能力が高いが硬いものは切りにくい。

 

あとチゼル(片刃)がありますがここでは割愛。ザックリいうとよく切れますがやや不便というか使い方にコツがあります。

 

・鋼材

炭素鋼orステンレスとありますが、かなり沢山あります。流石に面倒なのでザックリ言います。

基本的に炭素鋼は硬くて研ぎ易くて錆びやすい。

ステンレスは研ぎ難く錆びにくいです。錆びないって訳ではありません。硬さはいろいろです。あまり硬いと研ぎにくいから僕は嫌ですが。

 

で、結局何が良いのって話なんですが、あなたに合ったナイフがあなたにとって良いナイフですよとしか言えません。

 

 

取り敢えずスタンダードなモーラのコンパニオンを使ってみて差異を見ながら買い足していくのは如何でしょう。基準になるものが無いと判断出来ないと思います。

 

大きい動き用に大きいナイフ、細かい動き用に小さいナイフ。他にもノコギリ、ナタ、斧なんかと組み合わせを考えても良いと思います。